Natsumi-Ya

parvati hemp

私が麻を紡ぐ訳 

北インドのパンジャブヒマラヤに属するヒマーチャルプラディッシュ州パルバティー バレーは、良質なクリスタルが発掘される事でも有名なパワースポット。そこに自生す る、ヒンドゥー教にとって「聖なる植物」である大麻(おおあさ)は、特に高いエネル ギーが宿ると考えられます。

そんな大麻を使って、全ての行程を手作業で行い、麻紐を紡ぎだす、パルバティー バレーを愛し、通い続ける旅人、なつみさん。 

もともとパルバティーバレーの村では、野生の 麻から繊維を採取し、それを手縒りし、農作業 用の麻縄や伝統的な麻靴「プーラ」等を作って きましたが、現在では物流が良くなり、安価で 手に入るプラスティック製の縄を使用する事が 多くなって来た地元民。その現状を見て、村の 「ヒマラヤの恵みを活用し、人力で物を作成し、 使用する」と言う伝統を守りたい、と言う思い から、ラジャスタン地方などで使用されて来た スピンドル「タクリ」を導入し、効率よく麻を 紡ぎ、その麻紐を使った手作り作品を商品化し、 現金収入の限られる秘境の村の「村起こし」と して活動しようと、村人の協力のもと「PARVAI HEMP」を立ち上げました。現在では手作りの麻紐ベルトなどを販売しています。

!なつみさんの紡ぎ出す麻紐は、大変手間隙のかかった物。

!村人と共に山奥に分け入り、 大麻(おお麻)を収穫し、屋外で完全に乾燥させた後、繊維を採取。2晩釡戸で煮た後に天日干しをし、精麻を作成 します。そして精麻を「タクリ」を回しながら紡いで行きます。 

なつみさんの紡いだ麻紐は、 ネパール産などの手紡ぎヘンプと違い、その質感がワックスコードに匹敵する程密に紡 がれています。本来マクラメを制作するにはあまり向かないと言われる手紡ぎヘンプで

すが、今回マクラメアーティストNAOKOさんとのコラボで、個性的な作品達が出来上がりました。ワックスコードで編まれたマクラメとは一味違った、手紡ぎヘンプの持つ独特の暖かみのあるほっこり感。ヘンプのナチュラルカラーが、夏のコーディネイトにぴった りです。 

 

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